山口・岩国高校卒
Nさん；初めてちゃんと「私、頑張れたかな」と思えます！
初めて北九州予備校に来た時の私は基礎が全く身についておらず、医学部を目指していると口にすることも恥ずかしく感じる程の成績でした。そんな私が医学部に合格できたというのはいまだに信じられませんが、今まで支えてくださった多くの方達が喜んでくださる姿を見ると、少しずつ実感が湧いてきます。
フェリックスで過ごした２年間は、私の人生の中で最も充実し成長できた２年間だと断言できます。勉強と向き合って来なかった生活からひたすら勉強だけに向き合う生活になり、それに加えて初めての寮生活。すぐに慣れるはずもなく、ホームシックから抜け出すには長い時間がかかりました。慣れてきたと思えば自分の現状と周りの人、そして医学部合格との差を痛感して大きな不安に襲われ、みんなが一生懸命に頑張る環境の中ではいくらやっても「自分は頑張っている」という実感が得られず、不安や悔しさといった理由で何度も涙を流しました。それでも頑張り続けることができたのは、チューターさんと寮長寮母さん、講師の先生方、仲間、そして家族の支えがあったからであり、この支えがなかったら合格することはできなかったと思います。基礎から丁寧に教えてくださったことやいつでもすぐに質
問に応えてくださったことはもちろんですが、休み時間のちょっとした会話にもいつも元気をもらうことができ、フェリックスならではのアットホームな雰囲気には本当に救われていました。この環境で２年間浪人させてくれた両親には、感謝の気持ちでいっぱいです。
自分の夢の為に自分の意志で寮に入って浪人したにもかかわらず、あまりの不安に逃げ出したくなり、その度に自分を弱虫だと思ってきました。それでも山大に対する熱意を持ち続けて無事に合格できた今、初めてちゃんと「私、頑張れたかな」と思えます。これからは理想とする医師像に対する熱意と感謝の気持ちを持ち続け、沢山の方に恩返しします。
