九州大学(医-生命科学)合格

広島・ノートルダム清心高校卒

Tさん;北予備+寮に入って私の全てが変わった

今日降っている雨は間違いなく人生で一番きれいな雨で、一生私は忘れない。自分の番号を合格掲示板で見つけた時、一瞬息が止まった。そしてすぐに母に電話した。母は泣いていた。
 振り返ってみると長い長い2年だった。1浪目の時はずっと自分から逃げていた。大きな夢を抱くことに酔い、勉強と向き合うことができなかった。しかし2浪目に北予備に来て寮に入り、私のすべてが変わった。毎日努力をし続けたからこそ、周りの人のサポートや自分がどれだけ恵まれているのかを痛感した。良い事があった日も悪い事があった日も、学校に行って勉強して、寮に帰ってご飯を食べて、勉強して寝る。そんなあたり前の日常を北予備は私に与えてくれた。今思えば、1浪目の私は受験生である以前に、人としてどこか欠けていた。もし、たまたま去年合格していたとしても、有意義な大学生活は送れなかっただろう。今の私は違う。大学で勉強をしたくてうずうずしている。
 北予備の勉強方針の一つである「板書」は私に合っていた。いつも朝早く、北予備の階段の下で待ち、激励が終わったと同時にかけ上がり、その日してきた予習を黒板に書いた。楽しくてしかたがなかった。今年1年ほど勉強がおもしろいと思ったことはない。しかし、それでも模試で結果が思うように出なかった時は悩んだ。周りの人と自分を比べて、自己嫌悪に陥ることもあった。そんな時でも失速することなくコンスタントに勉強できたのは、寮のおかげだ。寮に帰れば、多くの仲間が日々努力していた。そんな仲間の姿を毎日見ていると、能力の違いではなく、努力の量の違いで私は成績が悪いのだと素直に受け入れることができた。受け入れてしまえば、仲間達の背中を見てそれに必死についていくだけだ。そして気がつくと昨年と比較にならない勉強量をこなしている自分がいた。そんな自分は自信につながり、より努力できた。こんな良いサイクルを作れるのは北予備だけだと思う。

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