こちらの大学にも合格しました!
- 同志社大学(法-法律)合格
- 同志社大学(心理-心理)合格
- 同志社大学(経済-経済)合格
- 立命館大学(法-法)合格
山口・徳山高校卒
Oさん;自分の将来の為だから北予備+寮を選んだ
手に持つスマホで合格発表のサイトにアクセスし、一瞬目を閉じ逡巡した後、腹を決めて自分の番号を探した。今回は、ちゃんとあった。
勉強、特に強制される勉強が嫌いだった僕は、現役時には受験勉強にほとんど打ち込んでこなかった。結果、ランクを落として受けた大学にも落ち、浪人が決定してしまった。そこで初めて、勉強というのは誰のために、何のためにやるのかを考えなおすことになった。勉強とは自分のために、自分の将来の道を拓くためにするものだ、という結論を得てからは早かった。厳しいと噂の北予備で、更に寮に入れてくれるよう親に頼みこみ、晴れて浪人生活がスタートした。
始めは毎日一生懸命朝から晩まで勉強に打ち込むので精一杯だった。そもそも、何を勉強すれば良いのか分からなかったし、そうやって机についていることに慣れていなかったので、周囲の皆の様子をさぐりつつ、見よう見真似で鉛筆を動かし続けた。1ヵ月くらい経つ頃には、多少要領を得てきた。学校の方では基礎から教えてくれたお陰で、自分が何をどの程度できていないかが良く分かった。学校でできなかった問題を寮で解き直し、中間考査の前に解き直し、模試の前に見直す。半年ほど経つ頃には、勉強のサイクルも確立し、寮則に則った生活をしていたお陰で生活リズムも乱れることなく順調になった。余談になるが、1年通して無遅刻無欠席で風邪もひかなかったのは、寮での生活のお陰だろう。何にせよ、学校、寮ともに勉強のみに傾注できる環境が整っており、僕を勉強の方に向かうようサポートしてくれる人々がたくさんいた。そのお陰で、最後まで闘い抜くことができた。
辛酸を舐め、臥薪嘗胆すること1年、目の前の合格掲示板には自分の名前が載っており、笑って春を迎えられたのである。僕は最後まで支えてくれた寮長・寮母、チューターには厚く感謝を示し、擱筆とする。